2024年6月30日をもって，本サイトの更新を停止しました．今後教育用計算機システムに関する情報は utelecon 情報システムの総合案内サイト @ 東京大学で提供します．

次期教育用計算機システム(ECCS2016)について

広報

2015年9月30日に開札がおこなわれ富士通株式会社が落札した．

端末

• 21.5インチ Apple iMac (1,341台)
• Mac OS X El Capitan (10.11) とMicrosoft Windows 10 の両方が動作
• Intel Core i5 2.8GHz クワッドコア
• メモリ16GB
• SSD 256GB
• Intel Iris Pro Graphics 6200
• 1920 x 1080ドット 21.5インチ
• Apple Keyboard (テンキー付き JIS)
• 縦横スクロール可能な3ボタンレーザー式マウス(エレコム M-S2ULBK/RS)

現システムとの相違

• 端末の台数は微増(1,321台->1,341台) 部屋毎の端末台数は 端末・プリンタ設置案 を参照のこと．
• 起動ディスクはハードディスクからSSDに
  • 起動の高速化(特にWindows環境)
  • 現システムと同程度(月1回程度)の頻度でのアップデートを予定
• CPU速度は向上(Core i5 2.5GHz -> Core i5 2.8GHz)
• メモリは4倍増(4GB -> 16GB)
• キーボードはApple標準キーボードに
• 光学ドライブが内蔵されなくなるので，10台に1台程度光学ドライブを外付け．

ソフトウェア

• プログラミング言語環境
  • C/C++言語, Java言語, Ruby言語，Python2/3言語がMac, Windows環境で利用可能．Fortran言語がMac環境で利用可能
• 統計処理ソフトウェア
  • JMPがWindows，Mac環境で利用可能予定
• 数式処理ソフトウェア
  • MathematicaがMac, Windows環境で利用可能
• CADソフトウェア
  • Inventor Professional, 3ds max がWindows環境で利用可能予定
• オフィスアプリケーション
  • MS-OfficeがWindows，Mac環境で利用可能予定
• ウイルス対策ソフト
  • ESET Endpoint Protection StandardがWindows, Mac環境で利用可能
• Unixフリーソフト
  • Mac環境で，可能な限り現状と同様のUnixフリーソフトを提供
• 部局負担による導入ソフト
  • 現状，部局負担によって導入しているMATLAB, TSP, OxMetrics, Stataに関しては今後相談．

現システムとの相違

• ウイルス対策ソフトの変更

プリンタ

• フルカラーデジタル複合機(リコー RICOH MPC4503SP) 29台
• スキャナー，コピー機の機能
• B4, B5, A3, A4用紙利用可能
  => A4, A3 用紙の需要は B4, B5 用紙に比較して非常に大きいのに対して，複合機の用紙トレイに入れられる用紙枚数が限られていることから，B4, B5 用紙を入れる複合機の場所を限定することとしました．印刷のページをご覧ください．(2016-03-02 追記)
• プリペイドカードおよび電子マネー(Suica及びPASMOが利用可能)に対応した課金
• USBメモリのPDF, TIFF, JPEG, Word, Excel, PowerPointファイルを印刷可能
• 研究室や自宅のPCからも，IPPサーバを経由してシステム内の複合機に出力可能

現システムとの相違

• プリンタ台数は微増(28台->29台)
• 外部からのプリントの際に特殊なドライバを必要とせず標準的なIPPで対応
• プリペイドカード/交通系電子マネー方式は継続
  • プリペイドカードは富士ゼロックス社製からRicoh社製に
  • 現在のプリペイドカード(富士ゼロックス社製)は生協のコピー機で利用可能
• 利用の少なかったコンビニでの印刷機能入れず

リモートアクセスシステム

• システム外部からSplashtop Enterpriseを用いてMac OS XのGUI環境を利用するためのシステムを導入
  • 同時15人利用可能．
  • 現システムよりも高速に動作
  • 無料で入手可能なクライアントソフトはWindows版, Mac版，iOS版などが存在．
• sshで入るMac OS Xサーバマシンを3台用意
• Windowsに関してはライセンスの関係でリモートアクセス環境は導入しない．

現システムとの相違

• 教育用計算機システム外にアクセスする時は，東京大学内の主要IPアドレス(133.11.0.0/16, 130.69.0.0/16, 157.82.0.0/16)以外のIPアドレスとなる．
• sshで入るサーバを復活

ファイル転送サーバ

• システム外部からWebDAVにより，システムのホームディレクトリにアクセスするためのサーバ
• ソフトウェアはNorth Grid Proself Enterprise Edition
  • 同時に400人が利用可能

現システムとの相違

• 特になし

ファイルサーバ

• EMC Isilon S210 10台，Isilon NL410 5台
• 実効容量179TBで現システムの約3倍
  • ユーザのホームディレクトリ容量制限は，学生8GBと教職員18GB (現システムは 学生4GB及び教員9GB)
• SSD/HDDを併用
  • 高速化と低消費電力化の期待

現システムとの相違

• サーバの高性能化

学生用メールシステム

現システムとの相違

• 今回の調達からは外れて，クラウド化 -> 広報「」を参照のこと．(2016-02-08)

教職員ユーザ用メールシステム

• DEEPSoft MailSuite(現システムと同じ)
• メールホスティングと一体で，2016年9月から稼働(それまでは現システムのメールシステム)
• 教職員ユーザはクラウドメールも利用可能

現システムとの相違

• パスワードは教育用計算機システム本体と別になる(教育用計算機システムのパスワードで認証してメールシステムのパスワードをリセット可能にすることを検討中)．-> UTokyo Account (東京大学アカウント) をお持ちの方は，ECCSアカウントは UTokyo Account に統合されます．詳しくは，広報「ECCS教職員アカウントの UTokyo Account (東京大学アカウント) への統合」を参照のこと．(2016-02-08)

ネットワークデバイス

• 基幹スイッチは Brocade MLXe-4
• エッジスイッチは Brocade ICX 6430, 6450シリーズ
• Palo Alto Networks PA-3050を用いたNATによるインターネット接続

現システムとの相違

• 10Gbpsでの接続を増やす．

教材提示装置

現システムとの相違

• 駒場大演習室1，2は中間モニタのみにする．

現システムからの移行スケジュール

• 端末系
  • 2016年2月から順次現端末の撤去
  • 2016年3月1日に試験運用開始
  • 2016年4月に本運用開始
• ファイルサーバ
  • 旧ファイルサーバから新ファイルサーバにデータを移動
  • コピーのため，1週間程度は旧ファイルサーバも新ファイルサーバも 使えない状態になる．
  • ホームディレクトリ以下をそのまま移行するか，別ディレクトリに見えるようにするかは未定
• メールサーバ
  • 移行は2016年8月末，新システムの稼働は9月1日
  • 旧メールサーバから新メールサーバにデータを移動
  • コピーのためのダウン時間はなるべく少なくするよう努力する．

端末，プリンタ設置案