2024年6月30日をもって,本サイトの更新を停止しました.今後教育用計算機システムに関する情報は utelecon 情報システムの総合案内サイト @ 東京大学で提供します.
2016年8月2日に,2015年度から ECCS を利用していた学生の @mail.ecc.u-tokyo.ac.jp 宛のメールボックス及びメールアカウント等のECCS2012 のメールシステム(以下「旧メールサーバ」という)上の全データを削除します.
2016年度よりサービスを開始した ECCSクラウドメールに,旧メールシステム上のメールを移行するには,以下の手順1を行った上で,手順2もしくは3の方法を行って下さい.
今後 ECCS に関する重要な案内等は,ECCS クラウドメール宛に送ります.そこで,まずは ECCS クラウドメールの利用を開始して下さい.ECCS クラウドメールを既に利用している方は,1-1 を飛ばして1-2 を行って下さい.
広報「ECCSクラウドメール利用方法」にあるように,ECCSクラウドメールの利用を開始するにはUTokyo Account の利用者メニュー (utacm.adm.u-tokyo.ac.jp)から「ECCSクラウドメール」専用のパスワード(UTokyo Accountのパスワードとは違うもの)を設定する必要があります.
変更後,利用可能になるまで,1時間程度(毎時0分に変更の更新作業を開始)かかります.利用可能になってからは,教育用計算機システムのページのサイドメニューからECCSクラウドメールを選んで,ログインして利用できることを確認してください.
メールの移行作業から8/2 に予定しているセンターによるメールデータの削除までの間, @mail.ecc.u-tokyo.ac.jp 宛に届くメールをECCSクラウドメールに転送するように設定して下さい.@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp 宛 のメールは現在使っていない方は,1-2 は飛ばしても構いません.
教育用計算機システムのページ のサイドメニューから旧メールサーバの MailSuite (ms.ecc.u-tokyo.ac.jp)にログインします.メニューで「オプション」を選択した後「メール転送」を選んで設定できます.MailSuite の詳しい捜査方法については,ログイン後に見られるオンラインヘルプを御覧ください.
注意: ECCSクラウドメールから旧メールサーバへ転送設定している場合は,あらかじめ解除しておいてください.
旧メールサーバからクラウドメールのメールサーバにデータをコピーするのに,教育用計算機システムの SSHサーバ (ecc.u-tokyo.ac.jp) にインストールされている imapsync を使う方法を紹介します.
imapsync で ECCSクラウドメールにデータを移行するためには,更に専用のパスワードを利用する必要があります.
まず,Gmail のヘルプ「2 段階認証プロセスを有効にする (support.google.com)」に書かれている方法で,ログイン時にパスワード以外でも認証できるように設定してください.
更に Gmail のヘルプ「アプリパスワードでログイン (support.google.com)」に書かれている方法で専用のパスワードを生成して下さい.
メールのコピーにはIMAPというプロトコルでメールサーバにアクセスする必要があります. Gmail のヘルプ「Outlook、Apple Mail などのメール クライアントに Gmail を設定する (support.google.com)」の中の「手順1」に従って,IMAP を有効化してください.
以下の手順では,ECCS の SSHサーバ (ecc.u-tokyo.ac.jp) を利用します. SSH サーバの利用には,お使いの PC や Mac で適当な SSH クライアントを用意して,ECCS の SSHサーバに接続するための公開鍵の登録が必要です.
詳しい方法は「外部からの ECCS の利用 > SSHサーバ (ecc.u-tokyo.ac.jp)」やはいぱーワークブックの16.4 SSH サーバ (hwb.ecc.u-tokyo.ac.jp)を参考にして下さい.
SSHサーバにログイン後,予めインストールされている imapsync でメールデータをコピーします.
imapsyncの実行には時間がかかるので,sshの接続が切れても終了しないように, GNU Screenを起動します. sshでログイン後に
screen
を実行後,imapsync を実行して下さい.以下に imapsync 実行例を示します.
imapsync --host1 mail.ecc.u-tokyo.ac.jp --port1 993 --ssl1 --user1 「旧メールサーバでのユーザ名」 -host2 imap.gmail.com --port2 993 --ssl2 --authmech2 PLAIN --user2 「クラウドメールサーバでのユーザ名」
上記の例で「旧メールサーバでのユーザ名」,「クラウドメールサーバでのユーザ名」には以下のものに置き換えます.
上記のコマンドを実行すると,まずは,次のようなメッセージが出て止まります.
What's the password for 「旧メールサーバでのユーザ名」@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp? (not visible while you type, then enter RETURN)
ここで,旧メールサーバのパスワード(UTokyo Accountのパスワードと同一)を入力してください.
その後,次のようなメッセージが出て止まります.
What's the password for 「クラウドメールサーバでのユーザ名」@g.ecc.u-tokyo.ac.jp@imap.gmail.com? (not visible while you type, then enter RETURN).
通常はクラウドメールのWebインタフェースにログインするためのパスワードですが,今回の例では 2-1 で設定したアプリパスワードを入力してください. パスワードが正しければ,以下のようなメッセージが表示されて,旧メールサーバから ECCSクラウドメールへのメールのコピーが始まります.
Host1: success login on [mail.ecc.u-tokyo.ac.jp] with user [ktXXXX@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp] auth [LOGIN]
...
Host2: success login on [imap.gmail.com] with user [ktXXXX@g.ecc.u-tokyo.ac.jp] auth [LOGIN]
メールサーバやsshサーバの負荷が高くない場合は,1秒にメール1通程度の速度で コピーが行われます.
コピーには時間がかかるので, GNU Screenの機能であるdetach (標準のキー割り当てだと C-[a] [d])を使ってセッションの切り離しをした上で,sshをログアウトしてください(時間が経つと自動的にdetachされます).
detachした後で,途中経過をみるには,同じsshサーバにログインした後で,
screen -r
を起動して,セッションを resume します.imapsync が終了していたら,
exit
でscreeen を終了した後,
exit
でログインも終了してください.
なお,sshサーバは毎日午前3時頃に reboot されるため,screen のセッションは自動的に終了します.コピーするメール の数が多い場合は,reboot時刻まで余裕をもって imapsync を実行することをお勧めします.
メールデータの移行が完了した後,今後は Outlook、Apple Mail などのメール クライアントでクラウドメールにアクセスする必要がない場合は,Gmail のヘルプ「Outlook、Apple Mail などのメール クライアントに Gmail を設定する (support.google.com)」の中の「手順1」に従って,[メール転送と POP/IMAP] メニューにアクセスした上でIMAP を無効化することをお勧めします.
広報「【ECCSクラウドメール】メーラへのアカウント設定方法(Thunderbird) (ecc.u-tokyo.ac.jp)」をご覧ください.