2024年6月30日をもって，本サイトの更新を停止しました．今後教育用計算機システムに関する情報は utelecon 情報システムの総合案内サイト @ 東京大学で提供します．

教育用計算機システム(ECCS2021)について

広報

2020年9月11日に開札がおこなわれ富士通株式会社が落札した．

端末

• 21.5インチ Apple iMac (751台), Mac mini(507台)
• macOS 11 Big Sur (2021/2/24 修正:入札時のmacOSのバージョンを記載していましたが，導入するバージョンに修正しました) とMicrosoft Windows 10 の両方が動作
• 3.6GHz クワッドコア Intel Core i3
• メモリ16GB
• SSD 512GB
• iMacは，4096 x 2304ドット 21.5インチのディスプレイ，Mac mini は 1920 x 1024ドット 27インチ(場所によって23.8インチ)のディスプレイ
• Magic Keyboard (テンキーなし JIS)
• 縦横スクロール可能な3ボタンレーザー式マウス(エレコム M-S2ULBK/RS)

現システムとの相違

• 端末の台数は減少(1,341台 -> 1258台)．ただし，別に調達するChromeOS端末も設置予定．部屋毎の端末台数は 端末・プリンタ設置案 を参照のこと．
• iMacのみの構成から，一部をMac miniに変更．Mac miniの外付けディスプレイおよび，マウスはKVMスイッチを使って持ち込みPCからも利用可能(2021/2/15 追記: KVMスイッチを使ってキーボードを利用することはできません)．
• CPU速度は向上(Core i5 2.8GHz -> Core i3 3.6GHz)
• キーボードはテンキーなしに

ソフトウェア

• プログラミング言語環境
  • C/C++言語, Java言語, Ruby言語，Python3言語がMac, Windows環境で利用可能．Fortran言語がMac環境で利用可能
• 統計処理ソフトウェア
  • JMPがWindows，Mac環境で利用可能
• 数式処理ソフトウェア
  • MathematicaがMac, Windows環境で利用可能
• 数値解析ソフトウェア
  • MATLABがMac, Windows環境で利用可能
• CADソフトウェア
  • Inventor Professional, 3ds max がWindows環境で利用可能．Fusion 360がMac環境で利用可能．
• オフィスアプリケーション
  • MS-OfficeがWindows，Mac環境で利用可能
• ウイルス対策ソフト
  • Sophos Central Intercept X Endpoint AdvancedがMac環境で利用可能
  • Windows用はWindows Defenderを利用
• Unixフリーソフト
  • Mac環境で，可能な限り現状と同様のUnixフリーソフトを提供
• 部局負担による導入ソフト
  • 部局負担によってRhinoceros, Stata/SEを利用可能．

現システムとの相違

• ウイルス対策ソフトの変更

プリンタ

• リコー RICOH IM C3500 14台，RICOH IM C3000 11台
• スキャナー，コピー機の機能
• B4, B5, A3, A4用紙利用可能
• プリペイドカードおよび電子マネー(Suica及びPASMOが利用可能)に対応した課金
• USBメモリのPDF, TIFF, JPEG, Word, Excel, PowerPointファイルを印刷可能
• システム外部からの利用はIPP印刷 (Windowsのみ)と，Webインタフェースを使って認証後にファイルをアップロードして印刷する機能になります．

現システムとの相違

• プリンタ台数は減少(29台 -> 25台)
• プリペイドカード/交通系電子マネー方式は継続．現在のプリペイドカード(リコー社製)を引き続き利用可能．

リモートアクセスシステム

• システム外部からSplashtop Enterpriseを用いてMac OS XのGUI環境を利用するためのシステムを導入
  • 同時15人利用可能．
  • 無料で入手可能なクライアントソフトはWindows版, Mac版，iOS版などが存在．
• sshで入るMac OS Xサーバマシンを3台用意
  • sshサーバで利用可能な公開鍵に関する制約が RSA2 2048bit以上、ECDSA 256bit以上 に変更になります．ECCS2016のsshサーバで利用している公開鍵がこれらの制約を満たしていない場合は，新たな公開鍵をECCS2021で再登録(リモートで実行可能)する必要があります．
• Windowsに関してはライセンスの関係でリモートアクセス環境は導入しない．

現システムとの相違

• 特になし．

ファイル転送サーバ

• システム外部からWebDAVにより，システムのホームディレクトリにアクセスするためのサーバ
• ソフトウェアはNorth Grid Proself Enterprise Edition
  • 同時に400人が利用可能

現システムとの相違

• Windows環境用のWebDAVサーバ，Mac環境用のWebDAVサーバがそれぞれ2つのホスト名を持つようになり，ユーザが選んで接続するようになる (現システムでは1つのホスト名でアクセスすると，2台のサーバのどちらかに自動割り当てされる)．

ファイルサーバ

• 主サーバ ETERNUS NR1000 A400, バックアップサーバ　ETERNUS NR1000 F2750
• 実効容量71TB
• 主サーバのディスクはSSDのみ

現システムとの相違

• 主サーバのディスクをすべてSSDにすることにより，アクセス速度の向上が期待
• 実効容量は現システム(179TB)の半分以下だが，現システムではファイルサーバがメールサーバ用のスプールも提供していたことによるもの．現システムと同程度のユーザホームディレクトリの容量制限を予定．

メールシステム

現システムとの相違

• メールホスティングシステムも含めてECCSクラウドメール (G Suite for Education) に移行済みのため，本システムには含まれない．

ネットワークデバイス

• 基幹スイッチは Catalyst 9500, Catalyst 9402R
• エッジスイッチは Catalyst 9200L
• Palo Alto Networks PA-3250を用いたNATによるインターネット接続

現システムとの相違

• 10Gbpsでの接続を増やす．

教材提示装置

現システムとの相違

• 現システム(ECCS2016)の教材提示装置を買い取り引き続き利用

現システムからの移行スケジュール

• 端末系
  • 2021年2月から順次現端末の撤去
  • 2021年3月1日に試験運用開始
  • 2021年4月に本運用開始
• ファイルサーバ
  • 旧ファイルサーバから新ファイルサーバにデータを移動
  • コピーのため，1週間程度は旧ファイルサーバも新ファイルサーバも 使えない状態になる．
  • ホームディレクトリ以下をそのまま移行するか，別ディレクトリに見えるようにするかは未定

端末，プリンタ設置 (センター耐震工事期間中)