2024年6月30日をもって,本サイトの更新を停止しました.今後教育用計算機システムに関する情報は utelecon 情報システムの総合案内サイト @ 東京大学で提供します.
教育用計算機システムでは,システムの一部として導入しているソフトウェア以外に講義で使うソフトウェアを,以下の条件を満たす時に,導入することがあります.
最近,講義でPython を利用する講義が増えてきて,特定のPython ライブラリをシステムにインストールして欲しいという依頼も増えてきました.基本は上記の条件にしたがって対応しますが,Pythonライブラリに関しては種類も多くアップデートの頻度も高いので,それに加えて以下の条件も加えて対応しています.
python 環境は以下の方法でユーザ自身のホームディレクトリ以下にインストールすることも可能です.以下の例を教育用計算機システムのmacOS環境(iMac端末あるいは,ssh サーバ,リモートアクセス環境)上で実行すると,ホームディレクトリの下 ~/.pyenv 以下に anaconda3-5.0.1 がインストールされます.
git clone https://github.com/yyuu/pyenv.git ~/.pyenv git clone https://github.com/pyenv/pyenv-pip-rehash.git ~/.pyenv/plugins/pyenv-pip-rehash echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.bashrc echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.bashrc source ~/.bashrc pyenv install anaconda3-5.0.1 pyenv global anaconda3-5.0.1 echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/versions/anaconda3-5.0.1/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc source ~/.bashrc
pip install --ignore-installed --upgrade https://storage.googleapis.com/tensorflow/mac/cpu/tensorflow-1.4.1-py3-none-any.whl
講義独自の環境を用意したい場合は,教員が自分のホームディレクトリの下で用意した環境を以下のようにして使わせることも可能です.
まず,教員のユーザ名 (共通IDの10桁の数字) で,~/.pyenv を全ユーザが読めるようにします(意図しない他のディレクトリを学生に読めるようにしないよう,注意が必要).
chmod og+x ~/ chmod -R og+rX ~/.pyenv
export PYENV_ROOT=/home/(教員の共通IDの10桁の数字)/.pyenv export PATH=$PYENV_ROOT/bin:$PATH eval "$(pyenv init --no-rehash -)"